冬だけど、春の気配。
確かに寒いけど、確実に春が近づいてきている気配がする。
もう何十回も同じ季節を体験しているのに、季節の変わり目は、そわそわした気持ちになる。
春の匂いを感じるたびに、最近は学校にいた頃のことを思い出す。
学年末。大掃除をして、通知表つけて、修了式。
クラス最後の、さようならの挨拶の後、空っぽになった教室で、
なんとかまた1年を乗り越えることができたと、一人肩を撫で下ろす瞬間。
春休みは、次の学年、新しい学級開きに向けての準備。
教室、掲示物、学級通信に、教材の準備。
新しい気持ちで、また頑張ろうと、少しワクワクした気持ちにもなった。
毎年、わずかながらも成長していける実感があった。
でも今は、学校を離れてしまった。
毎日、時間のゆとりはできたし、休みの日は、仕事のことを考えてしんどくなることも無くなった。
睡眠も十分とれてる。
けど、少し学校が恋しくなることがある。
きっと、学校に戻れば、またしんどいって、やめたいって思ってしまうと思うんだけど、
思い出されるのは、教員として送った、充実した日々の記憶。
人はいつでも無い物ねだりだね。
これでよかったのかわからないけど、
今あるものに感謝して、次のステップに進んでいきたいと願う。
毎日を大切に。